30代半ばで北海道から東京へ人生初の上京をしたジンビ(@jinbi25)です。
今回は上京を後悔してしまう失敗例と成功させるためのコツを紹介します。
- 上京したいけど失敗するのが怖い
- 上京に失敗したひとはどんな人がいるのか
- 失敗よりも成功する方法が知りたい
このようなかたにピッタリの内容になっています。
僕自身2022年12月、30歳半ばで北海道から初上京してきました。現在は上京を失敗したとは思っていませんが、やはり思うところが少なからずあります。
経験や体験談、地方からの転職組のかたの意見も交えながら、上京を後悔するパターンをお伝えできればと思います。また、失敗だけではなく東京を楽しむコツも紹介。
上京を検討しているかたにとって、かなり参考になる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
上京を後悔する6つの例
では、上京の失敗例は具体的にどのようなことがあるのか。以下、6つあると考えます。
- 会社や職場など仕事が合わない
- 体や心が破壊されて働けなくなる
- 家賃や生活費が高くて金銭的に余裕がない
- 誘惑に負けて借金してしまう
- 強烈な孤独感によるUターン
- 休日を無駄に浪費し地方と変わらない日々
1つずつ解説してきます。
社風や職場など仕事が合わない
上京のために転職してきたかたは、この失敗パターンに陥りやすいです。
そもそも、こればかりは運要素が強いです。面接で仕事内容や職場の雰囲気を聞いたとしても、実際、入社してみないとわからない部分が多いからです。人間関係とか特にそうですよね。
面接官はとても良い人だったが、職場の同僚はいじわるな人がいたりなど。若い人たちの言葉を借りるなら「職場ガチャ」によって命運が別れてしまいます。
社風や職場など合わなくなってしまうと、仕事=つまらないという意識になってしまい「東京に出てきたことは失敗だった、地元の企業にいればよかった」と思ってしまいがちです。
転職で上京されるかたは、この失敗例が起きやすいことを覚えておきましょう。
体や心が破壊されて働けなくなる
上記の仕事が合わない例で、もっとも最悪なのが心身が壊れてしまうことです。
転職に慣れていないひとが陥りやすいのが、「仕事を早く覚えて貢献しよう」など焦りからの空回りです。「使えないというレッテルを貼られたくない」「前の会社の失敗をしたくない」など不安から生じます。
こういった心理になると、人間は無理をするんです。
長時間働いたり、周りの目線を気にしたり、自己嫌悪に陥ったり。その結果、無理が祟ってしまい心身が壊れてしまうなんてことがあります。
さらに、東京という新たな環境での生活が拍車をかけてしまい、適応障害などの精神的疾患に繋がってしまうことも考えられます。
僕は転職を4回もしているので、転職初期の焦りや不安もわかります。ですが、心身を壊しては元も子もありません。
人間大切なのは心と体です。仕事とプライベートのバランスをしっかり取って、心身を壊さないでください。1番やってはいけない失敗パターンです。
家賃や生活費が高くて生活難
東京は家賃や生活費が高い都市です。総務省が公開している家計調査2021では、家賃を除いた大都市圏の生活費が13万3819円。全国賃貸管理ビジネス協会が公開している東京の1部屋賃貸の2023年3月時点の平均家賃が68,279円。
生活費と家賃を合算すると1ヶ月の最低支出は約20万円になります。家賃の全国平均が約5万円ですから、地方と比べて東京はひと月あたり2万円以上出費が高くなる計算です。
東京に住むだけで金銭的負担が増えることは明白です。せっかくキラキラした大都会に憧れて上京したとしても、お金がなかったら楽しむことができません。
学生であれば勉学に励めば良いですが、社会人の場合は家と職場の行ったり来たりを繰り返すことになります。なんも楽しみがなくただただ生活しているだけ。
これが苦になってしまい地元に戻っていくひとを見ていきました。
誘惑に負けて借金してしまう
東京は誘惑が多いです。
マルチや投資などお金に対する旨い話を持ちかけられたり、ホストやキャバクラなど夜のお店に魅了させられたり、男や女に騙されたり、誘惑に負けて大金を失ってしまう可能性が地方よりあります。最悪、借金までしてしまう末路もあります。
実際、僕の同期には20代のころお金がなかったので投資話に乗ったら詐欺られたなんてありました。
また、個人的に見ているYouTubeチャンネル「不動産Gメン滝島」さんでは、1Rの不動産投資で騙されるかたが多いとあります。
借金してしまうと身を滅ぼすことに繋がりますし、地元に強制送還もありえます。東京でお金の失敗はしないようにしましょう。
強烈な孤独感によるUターン
大学入学のために東京出てきた場合は、よっぽど外部と遮断しない限り学校内で友達ができると思います。ただ、転職で東京に来た場合はなかなか友達が作りにくいです。
もし東京に気の合う友達がいないと、プライベートが超寂しくなります。これは僕も経験しましたが、休日や金曜日の仕事後に遊ぶ人がいないんです。ずっっっっと1人。これが意外と精神的ダメージになります。
誰かに仕事の愚痴をこぼすことができない、喜怒哀楽を共有ができない、他愛もない話でゲラゲラ笑うことができない。強烈な孤独感により地元が恋しくなり、Uターンしてしまうひともいます。
休日を無駄に浪費し地方と変わらない日々
これは無趣味のかたに気をつけていただきたい。何も興味がないひとは東京に出たとて、休日は自宅にいるということが多くなると思います。東京はさまざまな体験ができる都市ですので、休日も自宅に籠もっているのはもったいないです。
飲み屋、美術館、グルメ、アクティブ、観光、東京はおもしろいところがたくさんあります。無駄な休日は過ごさないでください。
外に出て東京を冒険して、地方に帰ったとき自慢気に「東京とは」を自慢できるようになりましょう。
地方と同じく仕事と家の往復を東京でするなら、よっぽどな理由がない限り地方で暮らしたほうが幸せです。
東京をおもいっきり楽しむための考え方
上京に失敗したかたは、なかなか悲惨な運命を待ち受けているかたもいます。多忙や孤独による鬱などの精神的疾患、誘惑に負けてしまい借金をする、マルチにハマって友人を無くす。
いまは東京がキラキラと目に映っているかもしれませんが、残酷な体験をしてしまい東京を後にする可能性があります。
そうならないために、30代半ばで状況してきた僕が東京をおもいっきり楽しむための考え方をお伝えします。
これから上京を検討しているかたはぜひご参考ください。
- 転職に失敗しても東京には仕事がたくさんある
- 引っ越し代とは別に東京の生活費を最低2ヶ月分用意しておく
- 必ず上京する目的を作る
- 休日は東京や関東周辺を旅しよう
- 友達を作る努力をしよう
転職に失敗しても東京には仕事がたくさんある
地方のひとが上京するにあたって心配することが、
- 劣悪な職場環境だったらどうしよう...
- ブラック企業だったらどうしよう...
- 苦手なタイプが職場にいたらどうしよう...
転職先の会社について不安で仕方がないと思います。確かに、不安になる気持ちはわかります。これまで体験したことがない未知の世界は、誰でも不安になることが多いです。
でも、過度な心配は不要です。もし自分が耐えられないほどの会社であれば、無理せずすぐに転職活動をしましょう。東京には仕事がいくらでもあるからです。
転職サイトやエージェントで検索をすれば、たくさんヒットします。例えば、2023年5月8日時点のdodaの地域別求人数をみてみましょう。
地域 | 求人数 |
北海道 | 6,124 |
東北 | 19,057 |
関東(東京以外) | 53,970 |
東京 | 82,739 |
東海 | 25,180 |
北信越 | 8,039 |
関西 | 30,609 |
中国・四国 | 12,763 |
九州・沖縄 | 14,437 |
合計 | 193,950 |
もうおかしいですね、東京だけ飛び抜けて求人数が多いです。全体の約42%もの求人が東京に集中しています。これほど企業が求めているのですから、短期でやめたって拾う会社は必ずあるはずです。
僕は最短3ヶ月で退職した経験もありますが、普通に正社員として働いていますし日本平均年収よりも多くの給料をもらっています。
心身が壊れそうなくらいヤバい会社であれば、サクッと辞めてふたたび転職活動をしてやる!という気持ちで上京したほうが気が楽です。
引っ越し代とは別に東京の生活費を最低2ヶ月分用意しておく
せっかく楽しい楽しい東京にきたのに、お金がないのはもったいないです。
常にカツカツの生活を送るのではなく、最低2ヶ月分くらい生活できるだけの資金を持っておいたほうが良いです。なぜか、僕は貯金を一切しないで上京したので貯金してなかったことに後悔しているからです。
恥ずかしいですよね、30代なかばで貯金がほぼないんですから...。いま20代のひとよ、悪いことは言わない、必ず貯金をしておくんだ。
話を戻しますが、蓄えがあることで余裕をもって遊ぶことができるし急な出費にも対応ができます。東京にきたいのであれば絶対貯金してからすることをおすすめします。
僕のようにカツカツでも東京に行きたい!という意志が強いなら止めません。むしろ応援します。
必ず上京する目的を作る
目的がない上京はあまり意味がありません。
「なぜ東京に行きたいのか?」と質問されたときに、なんとなくではなく理由をつけられるようにしましょう。
目的は生存のモチベーションに繋がるからです。目的を持って生きることで仕事で嫌なことがあっても「目的のためだ、頑張れオレ!」と奮起しやすくなります。
例えば、欲しい物があってお金を貯めるとき。欲しい物がある=目的なので、苦しい節約も超えられますよね。
上京も同じことです。目的や目標をもって東京に来たほうがいいです。ただそこまでかしこまった目的じゃなくてもいいです。
- 年収を上げるために行く
- 貯金を加速させるために行く
- 彼氏彼女を作って結婚するために行く
- 東京にいる彼氏・彼女と同棲するために行く
- 音楽の夢を徹底的に追求するために行く
必ず何か目的をもって上京しましょう。東京生活での充実度が全然違ってくると思います。
ちなみに僕の場合は、年収UPと貯金加速のためにきました。
東京に永住する予定はすでになく、故郷・北海道に帰るつもりです。北海道へ帰るときはまた転職することになるので、東京の高い年収をベースに転職活動ができます。
すると、生活レベルが低い北海道で東京の給料で生活できるのでプチ裕福な生活ができます。個人的にはこの人生を描いています。
繰り返しなりますが、東京に来るなら何かしらの目的を持って出てきましょう。生活にハリがでます。
休日は東京や関東周辺を旅しよう
休日は家に閉じこもるのはもったいないです。せっかくの休日に家にいるようであれば、地方に住んでいたときと変わりありません。
東京に来たんだから色々なところに足を運んでみましょう。東京は降りる駅によって街並みは違いますし、いろいろなグルメを楽しめますし、東京以外の関東にも観光スポットがあります。
僕は東京に来たことで散歩が趣味になりました。同じ駅を歩いたとしてもグチャグチャしているので、行くたびに新しい発見ができます。
例えば新宿。かなり大きな街で駅の東口・南口・西口、出るところによって別々の景色を堪能することができます。
せっかく大都市・東京に行くんだからずっと家に閉じこもっているのではなく、外の世界をおもいっきり楽しんでください。
地方のひとは「1人で出歩くとかなんか恥ずかしい」など、1人行動に後ろめたい気持ちがあると思います。
安心してください。東京なんて1人で出歩いているひとがゴロゴロいます。お1人様は恥ずかしいことではありませんので、ぜひぜひ旅に出ましょう!
友達を作る努力をしよう
東京は孤独を強烈に感じる場所です。周りは友人たちで楽しんでいるのに自分は1人。この気持ちになるとめちゃくちゃ切なくなります。
1人で出歩くことも充分楽しいですが、1人くらい気を許した友人を作っておきましょう。
- 仕事の愚痴をいってストレス発散ができる
- 生活の相談ができる
- 東京のおもしろい場所を教えてくれる
- 寂しさを紛らわしてくれる
- 自分が行きたいところに付き合ってくれる
メンタルケアにもなるし行動の幅も広がる。友達がいれば東京ライフをより充実させることができるでしょう。
まとめ
上京を後悔してしまう失敗例、そして失敗しない成功するための考え方をまとめました。
北海道にいたときは上京したことを後悔して戻っくるひとをたくさんみました。そのひとたちが一貫しているのは、病んで帰ってくる事が多いです。
仕事のストレス、孤独、ひとの多さによる不快感、やっぱり人間は心です。
もし東京に来るのであれば、心を壊さないバランスの取れた生活を送るよう心がけたいですね。